阿波踊り殺人事件
という本を読んだ。著者は和久俊三氏。もう亡くなっている方で京大卒の弁護士が書いた小説。阿波踊りは地元ネタなので読みやすかった。
なんでも赤かぶ検事シリーズのなかの一話であり、検事が事件を推理解明していくという
内容である。簡単なあらすじをいうと大手ゼネコンとヤクザ建築との間で阿波踊りを通して生じた殺人の解明である。
徳島は鳴門の渦潮があるが鳴門の渦潮を地元民でも知らないくらよく調べていてその渦潮の原理を小説にうまく利用している
ただ阿波踊りを見て楽しむというだけでなく、阿波踊り 渦潮 ゼネコン をミックス
させて頭の中で物語を法律を駆使して作成する
著者が過去に徳島へ来て小説のために取材した様子を妄想できた。
つまらない平凡な日常のなかでこういう脳内思考もあると考えると生きる意欲がすこし
湧いてきた。